今日の保育活動は何をしよう・・・何をすればいいんだろう・・・
お越しくださりありがとうございます。
このブログでは、自分の思いに素直に、シンプルに、「私らしく生きる」ことを応援しています。
保育者の【仕事】に関するシリーズです。
「保育のネタがなくて困っている」
「アイディアがなくて困っている」
自分の保育にマンネリや限界を感じて悩んでしまうことってありませんか?
保育者になったばかりで何をやっていいか分からない・・・。
2年、3年と保育を続けていくうちに自然と出来ることが増えていき、ピアノなど楽器の演奏や絵を描くこと、体育的な活動、ゲーム、読み聞かせ、シアターなど様々な保育方法が身に付き、個性溢れる魅力的な保育ネタが掴めてくるでしょう。
子ども達が楽しめるポイントをつかみ、得意技や集中を誘う技術も身に付くと思われます。
そうすると子ども達と一緒に過ごす時間、日々の保育が楽しくなり、子ども達も保育者も生き生きと遊び込んで盛り上がります。
しかし、そこに至るまでには悩み戸惑い模索する期間だってあると思います。
挫折を感じて自信を失いかけ、自己肯定感を持てなくなることすらあるかもしれません。
悩むからこそ着実に成長し人としての幅も広がるはず!
修行期間を克服して前向きに進んで行きたいものですね。
保育者が抱える様々な悩み
「書き物仕事が負担に感じる・・・」
「保育のネタ切れ・・・」
「活動の進め方が分からない・・・」
「行事の準備や進め方が分からない」
このようなことで躓く場合が多いと思われます。
さて、そんなスランプを乗り越え、少しでも楽しくする方法はないものでしょうか。
そこで、今回は乳幼児クラス~3歳児(年少)組を対象に「保育のネタ切れ」を解消する方法を1つご紹介します。
シール貼りをして遊んでみませんか?
子ども達が大好きでつい熱中してしまう、そして活動を提供する側の保育者も楽しめる「シール貼り」の活動はいかがですか?!
「え? どうしてシール貼りなの?」と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、シール貼りの遊びは奥が深いですよ。
- やり方次第で1歳くらいからでも楽しめます。
- 面白くなってやみつきになる子もいます。
- シール貼りの活動をすることで成長・発達が期待できる要素もたくさんあります。
- 準備がとても簡単です。
この活動を続けることで、楽しみながらしっかりと子どもの成長・発達を促すことができます。
家庭でお子さんを育てているお母さん達にもおすすめの魅力ある遊びなのです。
次に、どうして成長・発達のためになるのか、シール貼りの有効性についてお伝えします。
シール貼りが子どもの力を伸ばします
①手と目の連動
目で見て認識し(認知)、その情報を基に脳が手を動かし(連動)、手が実際に動いて貼りたい位置にシールを貼る(巧緻性つまり器用さ)・・・このような段階を経て子どもはシール貼りの作業をやりこなしていくのです。結構な難易度です。
*対象物をよく見て認識し、「こうしたい」と思ったように指先を動かせるからシールを貼れるんです。
脳が出した指令に沿って指先を動かせるということです。
②自己充実
自分が貼りたいと思ったその場所にシールを貼れると、嬉しい気持ち・達成感を味わえます。そうすると更に意欲がわいてきます。
楽しく遊んでいるうちに発達し、発達が楽しさを倍増させていき・・・更に前向きなサイクル、連鎖に入りますね。
生き生きと目を輝かせて遊び自己充実感をたっぷりと味わえます。
自己有能感につながります。
子どもが感じている「面白い!」「楽しい!」という気持ちを保育者が共有することはとても大切ですね。
子どもが夢中で遊び、ついに「できた!」と思ったその瞬間、嬉しい気持ちを分かち合える大人が傍にいて共感してもらえると喜びは倍増します。
自信に繋がり次への意欲が湧いてきます。
良好な人間関係を育むことも期待できます。
集中力と継続する力が培われます。
③継続は力なり
小さなことでも続けていくと、知らず知らずのうちに力が蓄えられていきます。
着実に指先の器用さが増し手先を動かすのが上手になっていきます。
簡単な教材から始めてシールの大きさを小さくしたり台紙の図柄等を複雑にしていったり、工作の様にしてみたりなど、少しずつ難しくしていくのもポイントです。
また、無理強いになると逆効果なので子どもの様子をみて配慮することも大切ですね。
嫌々やって得られるのは嫌悪感くらいかな?
シール貼り遊びの魅力を感じて頂けましたか?
一つのテーマ(ネタ)を継続してみると面白い気づきが得られます。
自分の持ちネタがあると本当にいいです。
子どもにとって遊びが学びですね。
子どもは楽しいと何回も繰り返したくなります。
遊びが長続きします。
子どもにとって好奇心が大きな原動力です。
何事もただ、やってみたくなるからやってみる。
面白いから、不思議だから、出来るようになることが楽しいから、更にまた繰り返しやってみる。
楽しくて何度も繰り返してしまうその連鎖が、子どもの力を大きく伸ばし、子どもはぐんぐん成長します。
「楽しい気持ちで行えているかな?」と、子どもの「自発性」「やってみたい」思いを大切に「やってみたくなるアプローチ」で遊べるといいですね。
とはいえ、難しく考えると今度は保育者側が活動を提供することにためらいを感じ、保育をすることそのものの意欲を失くしてしまいますね。
まずは保育にシール貼りを取り入れて、実際にやってみましょう!
実践し、そこから保育の手応え・子どもの成長を実感していくのもまた、保育者の保育活動への理解に結びつき、納得しながら保育者として成長していく道を創るのではないかしら。
保育者だけでなく、子どもに関わる大人たち皆が遊びを通して共に保育を学んでいけるといいですね。
* シールは100円ショップに様々な種類のものが売られていて購入できます。
* 台紙はネットで調べてみると色々なパターンのものが見つかります。