今日の保育活動は何をしよう・・・何をすればいいんだろう・・・。
そんな時、「ぶたさんのシール貼り遊び」はどうですか!?
(乳幼児クラス~3歳児(年少)組の初め頃の子ども向けの活動です。)
今回は、ちょっとだけ工夫してシール貼り遊びをもっと楽しくするアイディアをお伝えします。
準備するもの
ここで使用するものは、100円ショップの丸いシールと色画用紙(2色)です。
ではまず、使用する材料の見本をお見せします。
色画用紙で作った「ぶたさんの顔」と「顔のパーツのシール(100円ショップで購入)」です。
鼻の部分のシールは、黄色い丸のシールに油性ペンで〇を2つ描きました。
口の部分は丸いシールを半分に切り、半月型にしました。
パーツの大きさや数は、子ども達の年齢や取り組みの段階に合わせてくださいね。
実際の進め方
子どもに「はい、どうぞ」と教材を渡し、「それでは、貼ってみましょう」と直ぐに活動に入ると、あっという間に貼り終わり味気ない遊びになってしまいます。
でもね、手遊びを交えたり、動物の鳴き声当てクイズをしたり、絵本を読んだり・・・子どもの声に耳を傾け一緒に楽しむようにして進めると、子ども達が意外な面白さを見つけてくれます。
仕上がりはこんな感じです。
活動がふくらみ、意欲を燃やす子が出てきたり、その時々のクラスのノリが生まれて楽しく発展しますよ。
シールを貼った後に体の絵を描き足すのも面白いです。
大きく描いたお家に、みんなの作品を貼ってあげるのもいいですね。
ぶたさんになってみたい子がいたら、「お面作り」をして「3びきのこぶた」の劇遊びに繋げても面白いですね。
小さくてかわいいパネルシアターや絵本があります。
「ぶたさんのシール貼り」の導入や遊びの発展のきっかけ作りに役立ちますよ。
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子ども達の作品は、よく見るとそれぞれが微妙に違っていて、個性あふれるぶたさんの顔ができます。
お正月遊びの「福笑い」のノリで、ぜひ出来上がったぶたさんの表情を楽しんでください!
「保育のネタがなくて困っている」
「アイディアがなくて困っている」
「活動の進め方が分からない・・・」
そんな悩みを乗り越えて、少しでも楽に、面白くなる方法を考えて、毎日の保育を楽しくしていきましょう!
決して楽をしましょうという話しではありません。
限られた時間を有効に使い自分の好きなことをしてリフレッシュできたら素敵です。
実際にやってみて初めて実感として味わえることもありますので、興味がある方にお勧めします。
「教材を提供する遊びって古いんじゃないの?」
「主体性や自発性を尊重すること大切だと思うわ」
そんな疑問を感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。
私は、子どもの主体性を大切にして、子ども自身が遊びを選べるよう数種類のコーナーを用意するのも、何か遊びを提供するのも素敵な保育でいいなと思います。
子どもが義務感で嫌々やっている、やらされている・・・という状況は好ましくないので反対ですが。
取り組み方次第で遊びの意味が変わってくるのではないかと思います。
「楽しい気持ちで行えているかな?」
「今、どんな所が面白いと感じているのかな?」
「何をどんな風にしたいのかな?」
子どもを理解しようとする気持ちで保育を見つめ、子どもの「自発性」「やってみたい」思いを大切に「やってみたくなるアプローチ」で遊べるといいですね。
遊びを通して保育を学んでいけるといいですね。