このブログにお越しいただきありがとうございます。
「私らしく生きる」ことを応援したいので書いています。
また、保育者経験と子育ての実感から、子どもが幸せに育まれるための方法を提案しています。
子ども同士の遊びにありがちな「玩具の取り合い」は、成長のするための大切な経験です
「あらやだ、うちの〇〇ちゃんたら、お友達が使ってるオモチャを横取りしちゃった・・・」
ママ友の所に遊びに行ったり、保育参観に行ったとき、あるいは公園の砂場で遊んでいる場面でこんな状況がありがちです。
時には来客中に取り合いが起こったり・・・絶体絶命のピンチになることもありますね。
親にしてみれば、「みんなの前で何てことするの!」なんて思わず赤面し冷や汗もの。
「人が使ってたものを取っちゃダメでしょ~~!」と心の中で絶叫することもあるでしょうね。
特に初めての子育ての場合、他のお子さんを巻き込んでのトラブルは焦ります。
慣れない育児に奮闘し、心身ともに疲れ果てクタクタになる毎日。
「何とかしっかりやっていこう」
「頑張らなくちゃ」って
どんなに努力しようと、相手は生きた人間です。色々なことが起こります。
( 私はお恥ずかしながらそうでした)
子育てに慣れてくれば子ども達への対処も相手の親御さんとのコミュニケーションも上手になるでしょうけど・・・。
この記事を読んでいただくと、このような困った状況を解決する糸口がつかめ、子どもの気持ちを尊重した関わりのコツが分かるようになります。
そして、葛藤場面こそが成長のチャンスであり、トラブルを恐れるのではなく皆が育つための糧とし、成長過程を共に創る場面として前向きに捉えられるようになっていきますよ。
ピンチをチャンスに変えて、困った場面を切り抜ける方法とは
オモチャの取り合いなど、遊びから発生する子ども同士のトラブルを成長の機会にし、さらに子どもの「自己肯定感(自尊感情)」を育て、より主体的に、意欲的に「生きる力」を育むとっておきの方法があります。
まだ子育てに慣れていない方も、肝っ玉母さんを自負する方にも今すぐコツをつかんで簡単に試していただけるはずです。
子どもの心を育みながら切り抜ける対処法ですので、その効果は期待以上だと思いますよ。
では、「ピンチをチャンスに変える、とっておきの方法」ですが・・・
これは「お先にどうぞ」の風習をもった日本的な考え方とは真逆。全く反対の捉え方になりますので、最初はちょっと勇気が必要かもしれません。
でもね、親子間に信頼関係を築き、子どもの心に揺るぎない「愛着の絆」を結ぶとても大切な方法なんです。
知っておいて損はないですし、続けていくとお子さんが大きくなる頃には、「心の安定」という何ものにも代え難い「宝」となって返って来るはずですよ💛
ピンチをチャンスに変える具体例
では、実際の場面を想定して具体例を挙げ、トラブルを解決しながらお子さんの心を育むための大切なポイントをお伝えしていきますね。
① まずは「我が子の想いに徹底して寄り添うこと」
そして・・・
② 次に「相手のお子さんん気持ちに寄り添ってお詫びすること」
この2つです。シンプルにこれを行うだけなんです。
「我が子の想いに寄り添う」ことは最も大切なポイントですので、
絶対に忘れないでくださいね!
① の「我が子の想いに徹底的に寄り添う」具体的な方法は・・・。
「〇〇くんのオモチャ、すごくカッコいいもんね。お家にないから△△(我が子)も使いたかったね・・・」
ぎゅ~~~~~っ!!(ハグ)
「〇〇ちゃんは遊ぶのがホント上手で、楽しそうだったもんね。△△(我が子)もやってみたかったね・・・」
ぎゅ~~~~~っ!!(ハグ)
こんな感じで、さぞかし残念で悔しかったであろう我が子の想いを十分に受けとめてあげましょうね。「オモチャを使いたいよ~~」というこの気持ち、決してわがままだからそうなるのではなくて、子どもなら誰でも湧き起こるのが普通ですね。ごく自然な感情ですから頭ごなしに叱ったりプレッシャーをかけるのは、かえって子どもの気持ちを歪めてしまったり信頼関係を崩すことにもなりかねません。
② そして次は「相手のお子さんの気持ちに寄り添ってお詫びする」を心を込めてやっていきましょう。
「ごめんなさいね。大事なオモチャ取られて困っちゃったよね。このステキなオモチャ、カッコよくてうちの△△も使いたくなっちゃったの。〇〇くんのだもんね。ハイ」
「ごめんなさいね。これが無くなったら困っちゃうよね。〇〇ちゃん上手に作って遊んでいたから、楽しそうでうちの△△もやりたくなっちゃったの。ハイ」
相手のお子さんの気持ちにしっかりと寄り添い、さらに我が子の想いを代弁して「ごめんなさい」とお詫びをし、玩具をお返ししましょう。
我が子の気持ち、相手のお子さんの気持ち、どちらも大切にして共感的に寄り添いながら関わっていくのです。
そして、保護者の方に「すみませんでした・・・」とお伝えしましょう。
子育てはお互い様ですね。
相手のお母さんも、一度や二度はこういった状況に困った経験があるはず。
きっと事の成り行きを温かく見守ってくれるはずですよ!
そしてまた、我が子に
「△△(我が子)のオモチャじゃないから(〇〇くんが使ってたオモチャだから)返しますよ。使いたい時はまず、貸してって言おうね」と、遊びのルールや円滑な人間関係をつくる方法を伝えてあげるのもいいですね。
お母さんの気持ちも子どもの気持ちも大切にしながらやっていきましょう
「ダメでしょー」
「〇〇くんに返しなさーい」
「〇〇ちゃん、ごめんね。うちの△△ったら、ホントにもう悪くて困っちゃう」
こんな風に言いたくなる、あるいは言わなきゃ相手の親に失礼かしら・・・という気持ちに駆られ、思わず言ってしまうこともありますね。
だって、お母さん自身も本当に困っているんだから。
お友達が使っている物を取ったらいけないです。
大人の感覚では、そうですよね。
そして、相手の保護者の方に気を遣うと益々そうなりますよね。
だからと言って、大人の価値観や日本での常識からオモチャの取り合いを解決しようとすると、いちばん大切な「我が子の想いへの共感」が抜けてしまい、我が子の心の声はどこにも行くところが無くなってしまう。
どんなに小さくても人には「心」があり、その子、その子の「大切な想い」があります。それが一番大好きなお母さんに伝わらないとしたら・・・とても寂しいですね。
乳幼児期は、沢山受け止められて自分の存在価値を実感し、自分を素晴らしい存在として自らが認めまた、親子の「愛着の絆」を結ぶための大切な時期です。
言葉かけひとつ、受け止め方ひとつで子どもの育ちが変わります。
大人になっていく過程での「心の安定」が違います。
相手のお子さんや保護者にどうしても遠慮してしまう方、
それ、やめても大丈夫ですよ!
自分がどう考えてどうしたいかです。
しかし実際にやっていくには勇気が必要ですね。そこには、越えるのが大変な壁があります。
でもね、私は我が子よりも自分の体裁を気にしてしまい、大切な我が子の想いを受けとめられずに無礼かつ可哀そうな想いをさせてしまった反省を込めてお伝えします。
葛藤場面があるから人の気持ちが分かるようになります。関わりの在り方によってお互いの気持ちを尊重し合うことを学べます。体裁や常識じゃなくて尊重し合う精神を学ぶことが大事なのではないでしょうか。
この方法に共感して頂けるのであれば・・・常識と考えられている(と思っている)やり方や他人の目から自由になり、子どものためと自分のために親としての心からの想いを優先し行動してみませんか?!
壁を乗り越えたら「自分の想いに寄り添う」生き方、本心で生きることがどういうことか実感として分かるようになり、何ものにも代え難い充実感となって返ってくると思います。
子どもが、大人の見栄やプライドの犠牲にならないように…。
良かったらやってみてくださいね。
おまけの効果・・・
ここからは応用編です。
我が子がオモチャを取られたときの対応についてです。
今度は、相手のお子さんに
「これ、面白いオモチャだから使いたいよね。ちょっと今使っている所だからね、終わったら順番に使おうか。ちょっと待ってね」
という風に、相手のお子さんの気持ちに寄り添いながら状況を伝えてあげられたらいいですね。
育ち合う関係を創ることができたら、ステキだと思いませんか?!
相手のお子さんにも我が子にもどちらにも寄り添う在り方に、温かさを感じて頂けたら幸いです。
終わりに・・・
子育ては決して綺麗事ではありませんね。
1人の生きた人間を育てるのは、どれだけ大変で難しいか。
お母さんが無理をしてしまっては、元も子もありません。
お伝えしてきたことは、絶対にこうでなければ「ダメ」という提案ではありませんからね。
こんな考え方ややり方があるんだなぁ・・・という感じで参考にしてみてください。
お母さんも成長出来て、お子さんも温かく育まれたら本当にいいなと思います。
まとめ
乳幼児期には、お母さんが「心の基地」となり我が子の気持ちに共感的に寄り添い「愛着関係」をしっかりと築くことが大切な時期です。
子育てって経験するほど「そうか!!」という気づきが蓄積されて味わい深く楽しくなりますね。親も成長できるチャンスがいっぱい!
頑張るお母さん、応援しています💛
読んでくださりありがとうございました。。。