保育の仕事

今日の保育を簡単・楽しく!ちょっとだけ工夫しよう~絵本で遊ぼう~

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お越しくださりありがとうございます。

このブログでは、自分の思いに素直に、シンプルに、「私らしく生きる」ことを応援しています。

保育者の【仕事】に関するシリーズです。

今回は、毎日の保育内容を考える時に少しでもお役に立てるよう、絵本の活用法についてお伝えしたいと思います。

子ども時代は期間限定の特別な時間です

文字が言葉として意味を持つ表記として認識される前の子ども達は、夢と現実が入り混じる自由で豊かな想像の世界に住んでいます。

絵本を見るときの感覚は大人とは全く違います。

まだ文字を学習する前の子どもは、文字を読むことではなく、ただ純粋に描かれている絵をじっと見つめることに集中し、そこからイメージを広げ絵本の世界を楽しみます。

これは、読み聞かせをするときの子どもの反応・声から実感しています。

乳幼児期だけの特別な絵本との出会い方があるんです。

子ども達にとって、読み聞かせの時間は至福のひと時です。

保育者の語りを耳にし、そこに見えている絵本の世界観に触れ、友達と一緒にドキドキ・ワクワク笑い合い温かな雰囲気に包まれます。

1つの絵本を通して心を通わせ合う温かな時間です。

また、子ども達は動物に親しみを感じるようで、動物のパペットを動かしながら話しかけると目を輝かせて反応を返します。

* パペット=手人形(手に人形をはめてお辞儀をさせたり手足を動かしてまるで生きているように演じることが出来ます。)

子ども達にとって動物やキャラクター人形などのパペットは、まるで本当に生きているように見えるのかとても身近な友達の様に感じるみたいです。

子ども達が過ごす期間限定の特別な時間を子どもらしくのびのびと、夢を広げながらとことん遊び、豊かな感性や想像力・自由で柔軟な発想力を養えるといいですね。

子ども自身が持つ個性を十分に発揮し、自分らしく伸びていけるようにと心から願います。

保育に絵本やパペットを

そんな子ども時代も長い人生から見るとほんのひとコマで、成長と共に認識が変わり、夢と現実が区別されていきます。

まるで異次元空間を生きるような限りある子ども時間を精一杯充実させて生きてほしいと思います。

子どもの気持ちに絵本を介して近づいてみませんか?

保育に「絵本」や「パペット」を活用すると楽しいですよ。

保育活動の隙間時間にちょっとした絵本の時間を持つことで、心が満たされ穏やかな気持ちになります。

また、保育教材を配る時、パペットにそれを持たせ動かしたり子ども達に「どうぞ」など話しかけながら、パペット人形からのプレゼントであるかのように一人一人に渡してみてください。

それだけでとても面白い演出になりますよ。

受け取る時の子どもの表情から喜びが伝わります。

保育活動・遊びへの導入を考えて

今日の保育活動はお絵描き・・・どんな風に遊び始めようかな?

(もう既にやっていらっしゃる方も多いと思いますが)活動のテーマに関連のある絵本を読んであげるのもいいですよね。

人と人との関係、人と保育活動を繋ぐツールとして、絵本はとても役立ちます!

日々の保育で読み聞かせをしていくと子どもとの心の距離が一段と近づきます。

「保育のネタがなくて困っている」

「アイディアがなくて困っている」

そんな時はぜひ絵本の読み聞かせをどうぞ。

とはいえ、どんな絵本が良いか迷う場合もありますね。

そんな時はネットで検索すると紹介してくれているサイトがすぐに見つかりますので、年齢や保育場面に合ったものを選ぶと良いと思います。

何となく抵抗を感じる方へ向けて、まずは絵本を活用する面白さを味わい、絵本の楽しさを実感してもらえるよう、小さい子(0~2歳児)にとても人気のあった絵本をご紹介します。

「大丈夫! 誰でも気軽に出来る!」と、安心して保育を楽しんでもらいたいです。

絵本とパペットが一体化していて手をストーリーに合わせて動かしながら読み聞かせができるので、子ども達は釘付けになっていました。

(勿論、ウケ狙いをしましょうという話しではないですよ。)

洗濯ばさみを使った遊びの導入の際、絵本のパペットに洗濯ばさみを持たせてギュッとつまんで開く方法を見せると、それはそれは熱心に見ていました。

そして、いつもより一生懸命取り組む子が多かったです。

保育材料のシールや画用紙を配る時に、パペットの手に持たせてから渡すと、とても喜んで活動を始めていました。

また、とっても小さい子とお絵描きをする際に、パペットにクレヨンを持たせて描いて見せると、クレヨンに興味津々でした。

保育者が実演して見せるのも大事ですが、きっかけ作りと考えてパペットを使ってみるのもありかと思います。

保育への考え方取り組み方は様々だと思いますので、良し悪しは別として、ご興味がある方は参考にしてみてくださいね。

また、文字の早期教育に取り組むよりも子どもの発達段階の一つ一つを大切にし、その時にしか感じることができないこと相応しい遊びを十分に楽しめるように保育内容や環境を考えていきたいです。

自分の保育にマンネリや限界を感じて悩んでしまうことってありませんか?

日々の保育が楽しくなり、子ども達も保育者も生き生きと過ごす時間が増えといいです。

絵本やパペットを使った導入は、準備がとても簡単ですぐに取り組める方法です。

子どもが「面白い!」「楽しい!」という気持ちを感じる保育をしたいですね。

「活動の導入にひと工夫」することを継続してみると面白い気づきが得られます。

遊び心いっぱいに楽しく保育を考えてみませんか?

実践し、そこから保育の手応え・子どもの成長を実感していくのもまた、保育者を成長へと導いてくれるのではないかしら。

遊びを通して保育を学んでいけるといいですね。

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